高校入学祝いのお礼状について
子ども本人から祖父への手紙の例文について
おじいちゃん、お変わりありませんか。僕も家族もみんな元気です。
先日は、入学祝いをありがとうございました。おじいちゃんからのお祝いの言葉に、僕も昔を思い出しました。今では、母に「こんなに生意気になって」と、よく冗談を言われます。小学生のとき、最初にサッカーボールをプレゼントしてくれたのはおじいちゃんでしたね。高校でもサッカー部に入ります。
いただいたお礼は、必要な道具を揃えるのに使わせていただきます。部活も勉強も精いっぱい頑張りたいと思います。またおじいちゃんに会える日を楽しみにしています。どうぞお体を大切に。まずは、お礼まで。
親からの手紙の例文について
拝復 暦のうえでは春と申しながら未だ厳しい寒さが続いておりますが、いよいよご健勝のこと、なによりと存じます。いつもひとかたならぬご厚情にあずかり、まことに感謝しております。
さて、このたびは長男信博の入学に際しさっそくのご祝詞と結構なお祝い品を賜わり、厚くお礼申し上げます。
◯◯高校は、本年は特に競争率が高く本人も半ばあきらめの心境でいたらしく、意外な合格に喜びもひとしおの様子でございました。まったくの僥倖で、実力のたまものとは申しにくいのでございますが、それでも私どもの喜びに変わりはございません。
今後はご期待に背かぬよう勉学専心させたく存じておりますが、よろしくご指導とご忠告のほどお願い申し上げます。
まずは、とりあえずお礼申し上げます。
敬具
お返しのマナーについて
身内のお祝いなので、お返しは不要ですが、お礼の言葉を伝えることと、お礼状は必ず出してください。
お礼状は、子供が小さいうちは親が代書し、子どもの手書きの絵や文字を添えるようにしてください。
中学生以上なら、親からとは別に、本人が直接お礼状を送ってください。
そして、お祝いをいただいた方の子どもが入学する際は、同様のお祝いをしてください。
お返しの相場や品物について
それほど親しくしていない人から入学のお祝いをいただくこともあります。
贈る側としては、心からお祝いの気持ちを表したいのですから、受け取っておくほうがよいでしょう。
気軽なものならきちんとお礼をすればすむのですが、高価なものが届いた場合にはどうしたらよいか悩んでしまいます。かといって、返送するのは角が立つものです。
気になるようなら「今後はお気遣いなく」という趣旨の礼状とともに、「同額程度のお返し」をするのがよいでしょう。
その場合は「商品券」などを選ぶとすっきりするものです。
☆お返しののしの書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「御礼」など
表書き/名前:上書きより小さめの文字でフルネーム
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より
「冠婚葬祭ブック」より
「てがみ・はがき・文書文例大事典」より
「冠婚葬祭 手紙スピーチ全書」より
「贈答とお返しのマナー事典」より