中学入学祝いのお返しについて
内祝いのマナーについて
身内のお祝いなので、お返しは不要ですが、お礼の言葉を伝えることと、お礼状は必ず出してください。
お礼状は、子供が小さいうちは親が代書し、子どもの手書きの絵や文字を添えるようにしてください。
中学生以上なら、親からとは別に、本人が直接お礼状を送ってください。
そして、お祝いをいただいた方の子どもが入学する際は、同様のお祝いをしてください。
子供が書くお礼の手紙の文例について
入学祝いをありがとうございました。いただいたお祝いで、以前から欲しかった天体望遠鏡をとうとう買うことができました。部活では科学部に入るつもりなので、そちらでも活用したいと思います。
父母からもよろしくとのことです。
本当にありがとうございました。
俊哉
お礼の会話の例文について
ポイント:中学校以降は、本人からもお礼を。お礼状を書くのが丁寧ですが、親戚なら電話で声を聞くほうが喜ぶことも。
本人:豊子おばさんですか。伊藤孝史です。今日、中学校の入学祝いが届きました。どうもありがとうございます。
女性:あら、孝史君ね。このたびはおめでとう。中学校に入ると、勉強だ、部活だと忙しくなるわね。部活はもう決めたの?
本人:ええ、リトルリーグに入っていたので、やはり野球部に入ろうと思っています。新しいグローブが欲しかったので、」いただいたお祝いで買おうかと思っています。
女性:あら、それはいいわね。
本人:お祝いのこと、父と母からもくれぐれもよろしくとのことでした。夏休みには、家族で遊びに行く予定ですので、またよろしくお願いします。
女性:そう、それは楽しみだわ。
本人:じゃあ、おばあちゃんやおじさんにもよろしくお伝えください。失礼します。
内祝いの金額の相場や品物について
それほど親しくしていない人から入学のお祝いをいただくこともあります。
贈る側としては、心からお祝いの気持ちを表したいのですから、受け取っておくほうがよいでしょう。
気軽なものならきちんとお礼をすればすむのですが、高価なものが届いた場合にはどうしたらよいか悩んでしまいます。かといって、返送するのは角が立つものです。
気になるようなら「今後はお気遣いなく」という趣旨の礼状とともに、「同額程度のお返し」をするのがよいでしょう。
その場合は「商品券」などを選ぶとすっきりするものです。
内祝いののしの書き方について
水引:紅白や金銀の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「御礼」など
表書き/名前:上書きより小さめの文字でフルネーム
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より
「冠婚葬祭ブック」より
「てがみ・はがき・文書文例大事典」より